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B級?傑作?『HELP/復讐島』ネタバレ感想!全社畜が観るべき精神安定剤だ

B級?傑作?『HELP/復讐島』ネタバレ感想!全社畜が観るべき精神安定剤だ

今回はタイトルからして地雷臭がプンプンする『HELP/復讐島』(原題:Send Help)をあえて踏んできたぞ。
正直、最初は「また量産型のサバイバルB級かよ」とナメていた。だが、開始15分で前言撤回だ。
これはサバイバル映画じゃない。「社畜による、社畜のための、最高に汚い復讐劇」だ。
サム・ライミ監督が久しぶりにその悪趣味な手腕を爆発させている。結論から言う。上司に一度でも殺意を覚えたことがある奴は、今すぐこれを観ろ。

目次[閉じる]

【結論】観るべきか、スルーか

評価 ⭐4.5(全社畜の精神安定剤)
結論 スカッとしたいなら迷わず観ろ
推奨
  • 上司の顔を見るのも嫌な人
  • 『死霊のはらわた』的なノリが好きな人
  • 『サバイバー』シリーズが好きな人
警告
  • 食事中の人(ゲロ描写あり)
  • 高尚なドラマを求めている人

3行あらすじ

入社7年目の有能社員リンダ(レイチェル・マクアダムス)は、親の七光りパワハラ社長ブラッドリー(ディラン・オブライエン)と共に、飛行機事故で無人島に漂着してしまう。
機内でリンダの「サバイバー出演オーディション動画」を晒し者にして笑っていたブラッドリーだったが、極限状態ではそのオタク知識だけが頼りだった。
食料と水を握ったリンダは、無能な上司に対して「教育」という名の復讐を開始する……。

【本音レビュー】クソ上司 vs 覚醒社畜

Good:レイチェル・マクアダムスの狂気

この映画の9割はレイチェル・マクアダムスの顔芸で持っている。
最初は怯えたOLだった彼女が、主導権を握った瞬間に見せる「冷ややかな目」が最高だ。
特に、海で溺れたブラッドリーを助けるシーン。ゲロを吐きかけながら心臓マッサージをする場面は、汚すぎて逆に清々しい。サム・ライミ節全開の汚物描写だが、ここで「あ、この映画は真面目に観ちゃダメだ」とスイッチが入る。
イノシシの生首を『ゴッドファーザー』ばりに叩きつけるシーンのドヤ顔も必見だ。

Good:容赦ないサム・ライミ節

監督があのサム・ライミだけあって、カメラワークが無駄にアクロバティックだ。
スパイダーマンのような視点移動や、突然のホラー演出、そして容赦ない人体破壊(目つぶし、金的)。
ただのパワハラ復讐劇で終わらせず、しっかり「モンスターパニック」的な恐怖も混ぜてくるあたり、エンタメのツボを心得ている。

Bad:最大のネタバレ「マンション」の扱い

ここだけは賛否が分かれるかもしれない。
中盤、実は島に「誰もいない豪華な別荘(マンション)」があったことが判明するんだが、リンダはそれをブラッドリーに隠して、あえて野宿を続けさせる。
この「快適なベッドがあるのに、上司を支配するために泥水をすすらせる」という狂気こそが本作の真骨頂なんだが、人によっては「さっさと助かれよ」とイライラするかもしれん。
俺はこのねじ曲がった性格の悪さが大好きだがな。

世間の評価とのズレ

一部では「下品すぎる」「ストーリーが雑」という声もあるようだが、それはこの映画の楽しみ方を間違えている。
この作品は、社会の理不尽さを「暴力と笑い」で吹き飛ばすための装置だ。
事実、多くのユーザーが「サム・ライミ全開で最高」「今年一番笑った」と評価している通り、この勢いこそが正義なんだよ。

どう観るのが正解?

「金曜日の夜、仕事で嫌なことがあった後、ビール片手に一人で」観るのがベストだ。
間違ってもデートで観るな。気まずくなるぞ。
部屋を暗くして、ボリュームを上げて、リンダと一緒に上司への鬱憤を晴らせ。

@Ryo
@Ryo

理屈抜きで楽しめるジェットコースターだ。
観終わった後、不思議と明日からも頑張ろうって気になれるぞ。
ただし、会社で上司を見る目は変わっちまうかもな!

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