2026年1月に日本公開の映画『ワーキングマン/A Working Man』は、アクション界のレジェンドジェイソン・ステイサムが主演、そして監督にデイヴィッド・アイアー、脚本をシルヴェスター・スタローンが手がけるという超豪華タッグが実現した話題作だ。
物語は、かつて海兵隊員だった男が建設作業員として静かに暮らしていたが、恩人の娘が誘拐されたことをきっかけに再び戦いへ身を投じるという、王道の復讐アクション。シンプルだけど熱量が高く、ステイサムらしいストイックさが全開になっている。
ただし、批評家の評価は割れ気味で、「予測可能だけど爽快」「リアリティはないけど熱い」といった感想が多いのも特徴。この記事では、そんな『ワーキングマン』のネタバレ・感想・評価・見どころを、観客目線でわかりやすくまとめていく。
- ✔ 映画『ワーキングマン』のあらすじと結末がどこまで描かれている作品なのか
- ✔ ジェイソン・ステイサム演じる主人公が「労働者ヒーロー」としてどう描かれているのか
- ✔ 海外・国内で評価が割れた理由と、それぞれの視点の違い
- ✔ アクション重視の作品として、どこが見どころでどこが賛否の分かれ目なのか
- ✔ ステイサム映画として観た場合、本作がどの立ち位置にあるのか
目次[閉じる]
映画『ワーキングマン』のあらすじと結末ネタバレ
映画『ワーキングマン/A Working Man』は、ジェイソン・ステイサム主演、デイヴィッド・アイアー監督による2025年のアクション・スリラー。元海兵隊員で現在は建設作業員の男が、恩人の娘を救うために再び戦いに挑むという、王道ながらも熱い展開が描かれている。
今回は、物語の骨格からラストの結末までを一気に追いかけてみようと思う。ステイサムらしい無骨でストレートな復讐劇が炸裂するので、アクション好きにはたまらない内容だ。
ただし、ここから先は完全ネタバレなので、まだ観ていない人は注意して読んでほしい。
恩人の娘を救うために再び武器を取る男
物語の主人公レヴォン・ケイド(ジェイソン・ステイサム)は、かつてイギリス海兵隊の特殊部隊員として戦場を渡り歩いた男。今はシカゴの建設現場で働く普通の作業員だが、その腕っぷしと誠実さから同僚や上司に信頼されている。
しかし平穏な日々は、恩人ジョー・ガルシア(マイケル・ペーニャ)の娘ジェニーが誘拐されたことで崩れ去る。警察が動かない中、レヴォンは「俺が助ける」と誓い、自らの手で犯人たちの足跡を追い始める。
彼はかつての仲間で盲目の元海兵隊員ガニー(デイヴィッド・ハーバー)の協力を得て、裏社会の人身売買ネットワークに単身で立ち向かっていく。古びた工具や現場の機材を武器に変え、敵をひとりずつ潰していく姿は、まさに“ブルーカラー版ジョン・ウィック”といった印象。
ロシアマフィアとの壮絶な戦いと復讐の行方
誘拐の黒幕はロシア・マフィアの首領シモン・ハルチェンコ。レヴォンは次第にマフィアの拠点を突き止め、息子ディミたちを次々と制圧していく。派手な爆発やCGではなく、生身の肉弾戦で魅せるあたりが本作の最大の見どころだ。
中盤では、娘メリーと義父ジョーダンの命が危険にさらされるが、レヴォンは土壇場で二人を救出。最終決戦では夜の港湾倉庫を舞台に、マフィアの本拠地へ突入し、シモンを撃破してジェニーを無事救出する。
エンディングはやや唐突で、事件後の余韻を残したまま幕を閉じる。しかし、フランチャイズ化を示唆する要素もあり、「レヴォン・ケイドシリーズ」としての展開が期待できそうだ。
作品テーマ|“労働者ヒーロー”としてのステイサム像
『ワーキングマン』の魅力は、ただのアクション映画じゃなくて、労働者としてのヒーロー像を打ち出しているところ。ステイサム演じるレヴォンは、スーツを着ない、汗まみれで戦う現場の男。その姿は、現代社会で働く人たちに妙にリアルに刺さる。
ここでは、「なぜ彼が“労働者ヒーロー”なのか」を掘り下げてみたい。
青い首輪の男が体現する現代の正義
本作で描かれるのは、スーパーヒーローでもエリート軍人でもない、現場で働く“ブルーカラーの正義”だ。レヴォンは誰かに頼まれたからじゃなく、自分の信念で立ち上がる。彼の正義は「仲間を守る」「恩を返す」という、シンプルで人間的なもの。
だからこそ、彼が再び武器を取るシーンには重みがある。観客は「もし自分が同じ立場だったら?」と想像せずにはいられない。こうした共感軸こそが、ステイサム映画の真骨頂だと感じる。
スタローン脚本が描く「労働と誇り」
脚本を担当したのはシルヴェスター・スタローン。彼がかつて『ロッキー』で描いた“労働者の誇り”が、本作でもしっかり息づいている。ステイサム演じるレヴォンも、ただの暴力マシンではなく、社会に埋もれたヒーローとして描かれているのが印象的。
特に終盤の台詞「俺は金のためにやってるんじゃない、約束のためだ」は、スタローンらしい熱さを感じさせる名言。ここに“男の美学”が凝縮されてるんだよね。
海外の評価とレビューまとめ
公開後、『ワーキングマン』は世界各国で賛否が分かれた。批評家からは「予測可能」「新鮮味がない」と言われた一方で、観客からは「ステイサム最高!」と絶賛。ここでは、IMDb・RottenTomatoes・Metacriticのスコアを基に、海外レビューをざっくり整理してみた。
IMDb・RottenTomatoes・Metacriticの評価傾向
IMDbスコアは5.7/10、RottenTomatoesでは批評家47%、観客71%。Metacriticは52点と全体的に“可もなく不可もなし”の評価だ。
批評家は「プロットが予想通り」「人身売買というテーマを掘り下げ切れていない」と分析。一方、観客は「ステイサムがいれば十分」と満足しており、このギャップが興味深い。
批評家が語る“予測可能なステイサム映画”の真意
ハリウッド・レポーターは「職人的なアクション・スリラー」としつつも、物語の冗長さを指摘。ガーディアン紙は「退屈だが誠実」と辛口評価を下した。
でも、ロジャー・エバート・ドット・コムは好意的で、「ステイサムは労働者階級のアメリカ像を体現している」と分析している。彼の無表情な演技と“ブルーカラーの誇り”を結びつける視点はかなり面白い。
日本国内の感想・口コミまとめ
日本の映画ファンの感想も、海外と同じく賛否が割れた。ブログレビューやSNSでは、「画面が暗い」「設定が雑」との声もある一方、「ステイサム無双が最高」と熱狂的に支持する意見も多かった。
暗い映像・矛盾する設定へのツッコミ
特にアメブロのレビューでは、「アクションが暗くて見えづらい」「娘を守る行動が雑」といった突っ込みが多かった。確かにリアリティより勢い重視な部分は否めない。
ただ、こういうツッコミどころがあっても、笑いながら観れるのがステイサム映画の醍醐味。ファンにとっては、それすら味になってる。
それでも痛快!ステイサム無双の魅力
敵が次々に出てきて、レベルアップ式に倒していく展開はまるで少年漫画。悪役も分かりやすく、“正義vs悪”がハッキリしているのが気持ちいい。
「ストーリーよりステイサムを観に行く映画」と割り切れば、満足度はかなり高め。劇場で観ると、やっぱり彼の肉体アクションの迫力は段違いだ。
映画『ワーキングマン』ネタバレ感想まとめ
『ワーキングマン』は、ステイサム×アイアー×スタローンという夢のトリプルコラボが実現したアクション映画だ。豪華キャストに対して内容はかなりシンプル。でも、その“わかりやすさ”こそが持ち味。
ここまでの総まとめとして、この作品がどんな魅力を持ち、どんな課題を残したのかを整理しておこう。
ステイサム映画としての完成度と次回作への期待
シリーズ化を視野に入れた構成で、レヴォンの過去や家族関係にはまだ多くの伏線が残っている。次回作ではより深い人間ドラマが描かれることに期待したい。
“労働者ヒーロー”というテーマをここまで正面から描いた作品は珍しく、ステイサムが年齢を重ねてから演じるからこそ出せる渋みがある。
アクション映画の現在地を映す1本として
『ワーキングマン』は、派手なCGやスーパーパワーに頼らず、人間の肉体と信念だけで戦う映画。その原点回帰的な姿勢は、アクション映画の未来に一石を投じるものだと思う。
完璧ではないけど、誠実で泥臭くて熱い。そんな作品が今の時代に作られたことが嬉しい。
- ★ 映画『ワーキングマン』は、元軍人の建設作業員が誘拐事件をきっかけに戦う王道アクション作品である
- ★ ジェイソン・ステイサムの肉体アクションと労働者ヒーロー像が作品の核となっている
- ★ 海外評価は賛否が分かれ、批評家は物語性を、観客は爽快感を重視している
- ★ ストーリーの粗さはあるが、勧善懲悪の分かりやすさと無双展開が強みである
- ★ ステイサム映画としては安定した完成度で、シリーズ化の可能性も示唆されている
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